安全と品質を追求して、世界中でパナソニックのファンを増やしたい

安全と品質を追求して、
世界中でパナソニックのファンを増やしたい

安全と品質を追求して、世界中でパナソニックのファンを増やしたい

品質管理 石谷 和愛

2008年
入社後、お客さまの立場で新製品を評価する製品審査業務を担当
2013年
海外市場での製品使用環境を調査するプロジェクトを実施
2014年
インドへ出張し、顧客満足度向上活動を推進
2016年
インドに出向し、現地主体製品の品質保証業務を担当
2021年
グループ全体の製品安全に関する業務を担当

※所属・内容等は取材当時(2021年10月)のものです

品質管理を目指したきっかけを教えてください。

品質管理という道に導かれた瞬間

就職活動が始まったとき、電機メーカーを中心に会社を回り、最初はテレビやデジタルカメラ、携帯電話の開発職を志望していました。しかし、パナソニックグループの社員の方に「石谷さんは、品質管理の仕事が合っているかもしれない」と言われ、考えが変わりました。
最初は戸惑いましたが話を聞くうちに興味が湧き、自宅の家電を見直すと、ほとんどがパナソニック製であることに気づきました。知らないうちにパナソニックグループの品質を信頼していたと気づいてから、品質を支える側になりたいという思いが強くなり、品質管理を目指しました。

安全と品質を追求して、世界中でパナソニックのファンを増やしたい

入社後の仕事内容を教えてください。

お客さまの手元に届くまで、品質を守る仕事

品質部門に配属され、最初に任されたのが「製品審査」という、パナソニックグループならではの仕事でした。これは、発売前の製品を実際に使用し、お客さまの元へお届けして問題ない製品かを確認するというものです。
梱包の箱が問題なく開けられるか、設置ができるか、取扱説明書を見て操作できるかなど、細部にわたるチェックを行い、問題があれば関係部門に改善を依頼します。社内で安全性を確認して製品をつくっていても、お客さまが想定外の使い方をした場合に不具合や誤操作が起こる可能性があるため、あらゆる使われ方を想定して安全性を検証しています。

安全と品質を追求して、世界中でパナソニックのファンを増やしたい

これまでの仕事の中で印象に残っているエピソードを教えてください。

3年かけて取り組んだ、海外での最適な仕組みづくり

入社6年目のとき、海外市場で製品の使用環境を調査するプロジェクトに参加したことが特に印象に残っています。その翌年にはインドでの顧客満足度向上活動に取り組み、入社9年目にはインドに出向し、現地がマネジメントする製品の品質管理を担当しました。私の役割は社外パートナーたちと協同して製品を開発し、パナソニックブランドとして販売する際に、それらの品質をいかに保証するか、ということでした。しかし、スピード感が求められる海外市場では、当初、日本流のプロセスや考え方がまったく理解されず、苦労する場面も多くありました。
そこで、パナソニック品質と現地事業のスピードを両立させるための「品質マネジメントシステム」を再構築することにしました。現地メンバーと何度も話し合いながら、パナソニックグループの品質、安全に関する理念や基準、背景を粘り強く伝え、現地の考え方も尊重し、実現方法をともに検討していきました。激しい議論になったこともあり本当に大変でしたが、自分なりの伝え方で少しずつ浸透させていきました。そうして徐々に最適な仕組みが整い、3年かけて形にすることができました。

今後の目標について教えてください。

世界中にパナソニックのファンを増やしたい

現在は日本に戻り、パナソニックグループ全体で順守すべき、製品安全基準の充実と強化に取り組んでいます。過去の不安全事故事例を分析し、グループ全体で守るべき品質・安全基準を常に見直し、改定をしています。また、それらの基準を理解し実践するための教育・啓発活動も行っています。
優れた基準を作っても、それが守られなければ意味がありません。特に海外では、パナソニックグループの品質や製品安全の考え方が十分に理解されていないことがあります。インドでの経験を活かし、現地の実情を理解し、私たちの理念を融合させることで、安全と品質への考え方をもっと浸透させていきたいです。
私の目標は、お客さまに「パナソニックの製品なら安心できる」と信頼していただき、世界中のひとりでも多くの方にファンになっていただくことです。今はその実現に向けて取り組むこと自体にワクワクしています。

安全と品質を追求して、世界中でパナソニックのファンを増やしたい

趣味・休日の過ごし方

休みの日はほとんど2人の子どもと遊んでいます。特に上の子は、インドでの生活が長かったので、これまでできなかった虫取りや遊園地など、日本らしい遊びを一緒にすることを心がけています。